こんにちは。映像翻訳者で薬膳研究家のTUGUMI(つぐみ)です。
今回は中国映画・ドラマではなく、アメリカドラマ作品をご紹介します。
考古学者インディアナ・ ジョーンズの冒険を描いた映画インディ・ジョーンズシリーズは言わずと知れた有名ですが、そのスピンオフ作品「The Adventures of Young Indiana Jones」(後に「Young Indiana Jones Chronicles」に改題)があるのをご存知でしょうか。日本では1993年に『インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険』として日本語吹き替え版が放送されました。
このヤング・インディ・ジョーンズシリーズは、インディが考古学者になる前の少年時代・青年時代の冒険が描かれています。もともとは歴史教育の教材としてスタートした作品で、毎回、実在した偉人や有名人が登場し、インディと関わります。例えばアラビアのロレンスとはインディに影響を与えた人物として幾度か登場します。ほかにロシアの文豪のレオ・トルストイや、フランスの軍人・政治家のシャルル・ド・ゴール、フランスの女スパイのマタ・ハリなどが登場します。聞いたことのある偉人が登場すると「おお!」とテンションが上がります。
パリ講和会議の場にしれっと通訳としてするインディを見たときは、嘘でしょ!?と驚きのあまりのけぞりました。あの歴史的場面に立ち合うなんて…ドラマの設定とはいえ、そこまで!?
このシリーズの一番のおすすめは、インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険4ドイツ領東アフリカ編/コンゴ編です。のちに、再編集・再構成されてヤング・インディ・ジョーンズ シリーズ チャプター11:聖者オガンガの伝説(原題:Oganga, The Giver and Taker of Life)としてVHSビデオ版が発売されました。
【ストーリー】第一次世界大戦時、高校生だったインディはアメリカ人でありながら年齢を偽ってベルギー軍に入隊。その後、大尉に昇進したインディ率いる部隊は、アフリカを半分横断し武器を運搬する任務に当たった。インディは部隊を危険にさらすとわかりながらも命令に従い、厳しい状況にインディの部隊は次々と病に倒れ衰弱し、多くが命を落とす。インディも危ない状況だったが、ドイツ人医師のシュバイツァーに命を救われる。シュバイツァーはドイツ人でありながら敵国フランス領のコンゴのジャングルで医療活動を行っていた。
ある日、インディはシュバイツァーとともに急病人の治療に向かい、そこで命について深く考えさせられる。
この話の中で、神学者でありオルガン奏者でもあったシュバイツァーが、ジャングルの中に建つ家でバッハの「主よ、人の望みの喜びよ」をピアノ演奏します。その調べがこの作品をより深く印象付けます。
このドラマシリーズをいつか大人買いしたいとずっと思っていました。日本語の字幕や吹き替え版は全作品が作られていないので、思い切って英語版のDVDを購入しました。英語字幕を確認しながら見たのですが、なかなか面白かったです。
※上記リンクはVol.1ですが、全部でVol.3まであります。
ただし、英語版DVDは日本とリージョンコードが違うので、日本のDVDプレーヤーで再生できません。そこで、リージョンフリー対応のプレーヤーが必要です。リージョンフリー対応プレーヤーは安いものだと5000円くらいから売られています。このあたりが安くて評価も高そうです。
ヤング・インディ・ジョーンズシリーズ英語版DVDはVol.1からVol.3まであり、ものすごい数のDVDです。ストーリーは20本以上、それに関連した歴史教育の資料映像もたっぷりあります。世界史学習も兼ねた英語教材として観てもいいかもしれませんね。
ただ、このシリーズは始めのころは非常に良質な作品が多いのですが、第一次世界大戦が終わり、インディが学校に戻ったくらいからなぜかキレがなくなっていきます。
とはいえ、ヤング・インディ・ジョーンズシリーズ前半は本当とてもよくできています。それなのにあまり知られていなくて残念でなりません。
機会があればドイツ領東アフリカ編/コンゴ編(『聖者オガンガの伝説』)だけでもぜひ!